NEWS/BLOG
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media京都議定書|カーボンニュートラル検定用語集京都議定書とは 京都議定書(Kyoto Protocol)は、1997年12月に京都で開催されたCOP3で採択され、2005年2月に発効した気候変動対策の国際協定です。附属書Ⅰ国(先進国・経済移行国)に対し、法的拘束力のある温室効果ガス(GHG)排出削減目標を初めて課しました。対象ガスはCO2・CH4・N2O・HFCs・PFCs・SF6の6種と定義されています。 第一約束期間(2008‑2012) […]
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mediaCDM(Clean Development Mechanism:クリーン開発メカニズム)|カーボンニュートラル検定用語集CDM(Clean Development Mechanism)とは クリーン開発メカニズム(CDM)は京都議定書 第12条に定義された国連主導のカーボン・クレジット制度です。先進国(附属書Ⅰ国)が途上国(非附属書Ⅰ国)に排出削減プロジェクトを投資・実施し、得られた認証排出削減量(CER)を自国の削減目標に充当できます。これにより先進国はコスト効率的に目標を達成し、途上国は低炭素技術・資金・雇用を […]
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mediaCOP(Conference of the Parties:国連気候変動枠組条約締約国会議)|カーボンニュートラル検定用語集COP(Conference of the Parties)とは COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)は、1992年の「気候変動枠組条約(UNFCCC)」に加盟する197 か国・地域(締約国)が一堂に会し、条約および関連する法的文書の実施状況を評価し、地球温暖化対策の次の一手を意思決定する最高機関です。毎年開催されるため、COPの数字がその年の国際気候交渉の“名刺”になります。 設置根拠と役割 […]
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mediaカーボンニュートラル(Carbon Neutral)|カーボンニュートラル検定用語集カーボンニュートラルとは カーボンニュートラル(Carbon Neutral)とは、人為起源のCO2排出量(正味排出量)と、人為的に計測・証明できるCO2除去量・吸収量が同量でバランスしている状態を指します。IPCC AR6では「炭素中立性はあくまでCO2のみを対象とし、温室効果ガス全体を扱う“ネットゼロ”とは厳密に区別すべき」と定義しています。} ネットゼロとの違い ネットゼロはCO2に限らずC […]
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mediaJAMSTEC(Japan Agency for Marine‑Earth Science and Technology)|カーボンニュートラル検定用語集JAMSTECとは JAMSTEC(Japan Agency for Marine‑Earth Science and Technology)は、海洋・地球・生命に関する基礎から応用までの研究を担う文部科学省所管の国立研究開発法人です。海洋資源・気候変動・地震津波など地球規模課題を先端観測とスーパーコンピューティングで解明し、持続可能な社会の実現に貢献しています。 組織概要と沿革 前身は1971年 […]
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media温暖化効果ガス(GHG)|カーボンニュートラル検定用語集温暖化効果ガス(GHG)とは? 大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体のこと。 人間の活動によって増加した温室効果ガスで、排出量削減対象となっており、環境省で年間排出量等が把握されている物質は、二酸化炭素 (CO2)、メタン (CH4)、亜酸化窒素(N2O、=一酸化二窒素)、ハイドロフルオロカーボン (HFCs)、パーフルオロカーボン類 (PFC […]
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mediaIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)|カーボンニュートラル検定用語集IPCCとは? WMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)により1988年に設置された政府間組織であり、世界の政策決定者等に対し、科学的知見を提供し、気候変動枠組条約の活動を支援。 195の国・地域が参加。1990年の第1次評価報告書を公表。・気象学などの研究者らの協力を得て、最新の知見を反映した報告書を5~7年ごとに作り、各国の政策決定者に基礎的情報を提供。・ 2007年、地球温暖化対策を […]
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media国連気候変動枠組条約(UNFCCC)|カーボンニュートラル検定用語集国連気候変動枠組条約(UNFCCC)とは? 1992年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された「地球サミット(環境と開発に関する国連会議)」で、持続可能な開発を目指す「リオ宣言」や21世紀に向けての環境保全計画である「アジェンダ21」、森林保全などに関する原則声明などが採択。 「地球サミット」で結ばれた環境に関する条約の一つ、地球温暖化防止条約ともよばれる。 この条約では、二酸化炭素をはじめと […]
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media国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)|カーボンニュートラル検定用語集国際エネルギー機関(IEA)とは? 第1次石油危機後の1974年に、キッシンジャー米国務長官(当時)の提唱を受けて、OECDの枠内における自律的な機関として設立されました。 エネルギー安全保障の確保、経済成長、環境保護、世界的なエンゲージメントの「4つのE」を目標に掲げ、エネルギー政策全般にわたる知見で高い国際的評価を得ています。 IEAの役割とミッション IEAの主要なミッションは、加盟国に対す […]
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media世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)|カーボンニュートラル検定用語集世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)とは? 国連の専門機関の一つで、気象、気候、水に関する権威のある科学情報を提供しています。 ・WMOの191の加盟国の気象・水文機関が一年を通して毎日気象予報を提供し、高度の影響の強い気象、天候について早期かつ信頼できる警報を発表しています。 設立の背景と目的 WMOは1950年に設立され、翌1951年に国連 […]
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media全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)|カーボンニュートラル検定用語集全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)とは? 地球温暖化対策に関する普及啓発を行うことなどにより、地球温暖化防止に寄与する活動の促進を図ることを目的に、一般社団法人地球温暖化防止全国ネットが運営しています。 JCCCA設立の背景 全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(1999年4月8日施行)に基づき、同年7月1日に指定されました。 JC […]
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media2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略:持続可能な未来への転換地球温暖化や気候変動の影響が世界各地で深刻化する中、温室効果ガス(GHG)削減のための取り組みは、国や地域、企業、さらには市民社会にまで広がっています。 2050年のカーボンニュートラル実現は、国際社会全体で合意された目標として位置づけられ、環境保護と経済成長の両立を目指すグリーン成長戦略の根幹をなす概念となっています。 本記事では、2050年カーボンニュートラル実現に向けた戦略を、背景、具体的施 […]
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mediaスコープ3(Scope3)とは? 持続可能なビジネスに向けた全体的アプローチ気候変動対策や温室効果ガス(GHG)削減の取り組みは、企業や自治体だけでなく、世界中で注目されています。 その中でも「スコープ」という概念は、GHG排出量を把握し、削減戦略を策定する上で非常に重要な指標となっています。 特に、スコープ1・2だけでは見落とされがちなスコープ3は、企業のサプライチェーン全体における排出量を網羅し、より包括的な環境負荷削減を実現するための鍵となる概念です。 本記事では、 […]
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media脱炭素とカーボンニュートラルの違いとは?温室効果ガス削減のアプローチの違いを比較気候変動の脅威が現実のものとなりつつある現代社会において、環境対策は政府、企業、そして個人レベルでの最重要課題となっています。 温室効果ガスの排出削減や地球温暖化の進行を抑制するため、各国でさまざまな政策や取り組みが進められており、その中で「脱炭素」と「カーボンニュートラル」という用語が頻繁に耳にされます。 これらの用語は一見すると似通った概念に見えますが、実際にはアプローチの手法や最終目標におい […]
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news一橋大学にて「カーボンニュートラル検定」を実施一橋大学アメリカンフットボール部 CRIMSON 先日スポンサー締結をした一橋大学 アメリカンフットボール部 CRIMSONのメンバーを対象にカーボンニュートラル検定をマークシート方式で実施し、学生の皆さんに受験した感想をいただきました。 「カーボンニュートラル」という言葉を知っていますか? 「高校の授業でと聞いたことがありました、カーボンニュートラルは環境問題を解決するのに重要なことであるってい […]
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newsカーボンニュートラル検定の監修について杉野誠(法政大学人間環境学部) 国のカーボンニュートラル宣言を受け、自治体・企業・家計において温室効果ガス排出削減に向けた具体的な取り組み(行動変革)が求められる。しかし、「カーボンニュートラルとは何か」、「何故、カーボンニュートラルが必要なのか」など重要な概念や用語の理解が浸透しているとは言い難い。そのため、過去30年以上に亘って国際的に議論されてきた内容の理解を深める必要がある。そこで、カー […]